2023年8月3日更新フィリピン 新型コロナ関連の入国制限撤廃
2023年8月3日最新情報
フィリピン政府保健省傘下の検疫局関係者が8月2日明らかにしたところによると、フィリピン政府は新型コロナ関連の検疫・規則を全て終了しました。
これまでは、フィリピン入国に際しては
・2回のワクチン接種
・出発24時間前以内に実施した抗原検査の陰性証明を提示
・フィリピン到着時に空港で抗原検査を受検
のいずれかが必要でしたが、これらも不要となります。
入国手続きに関してはこれまで通り、搭乗前の72時間以内にフィリピン政府サイト「eTravel」で必要情報の入力が必要になります。
(従来より、渡航情報と一般的な健康状態の記録は入国審査時に提出する必要があり、今後も引き続き必要となります。そこで、入国審査と連動しているeTravelに渡航情報とヘルスチェックを登録する方針が継続されることになりました)
しかし、現在eTravel上で新型コロナ関連の検疫項目は削除されています。
※eTravel登録完了後に届くメールにQRコードが送られますが、現在は、基本的に全ての渡航者に緑色のQRコードが表示されるようになっています。
但し、「過去30日間で病気になったことがある」の項目に印を付けると赤色のQRコードが表示されるようになっています。
これに伴い、フィリピンの空港到着後の手続きの流れも変わりました。
以前は入国審査の前に検疫ブースがあり、eTravelのQRコードを提示する必要がありましたが、現在はブースの大半が撤去され、健康に問題がある人のみに対応するようになっています。
したがって、渡航者は検疫ブースでのチェックを経ずに入国審査に進めるようになりました。QRコードの提示を求められることは非常に少ない模様ですが、稀に求められる可能性もあるため、念のため準備はしておきましょう。
ちなみに、7月21日にマルコス大統領は公衆衛生上の緊急事態宣言を解除していますが、実はこの段階で全ての新型コロナ規制は停止・無効になっていました。つまり、実はこの時点で入国制限も既に撤廃されていたのです。
しかし、検疫局はメディアや航空会社をはじめとして広く民間へ周知することをしなかったため、入国制限撤廃は大きなニュースになることなく今日になってしまいました。
「どうもおかしいな・・・」
「もしかして変わったんじゃ?」
と訝しがった航空会社各社が当局への問い合わせをして判明したようです。
典型的な「フィリピンあるある」ですね(苦笑)
参考文献
NNA ASIA
https://www.nna.jp