クラークから約1時間ほどの距離に、ピナツボ火山はあります。ピナツボ火山はルソン島西端に連なる火山帯の一部で、タガログ語で「育成させた(Mt. Pinatubo)」という意味を持ちます。
ピナツボ火山は1991年に20世紀最大とまでいわれる大噴火を引き起こし、フィリピンに大きな被害をあたえましたが現在は落ち着き、その噴火で出来たカルデラ湖がいまではトレッキングやキャンプ場などで有名な観光地になっています。
雨期は水害が多いですが、乾季には自然を満喫できるトレッキングコースが観光客に人気です。
トレッキングを愉しむには、市内のガイド付きのツアーが出ています。日帰りが通常ですが、テントで宿泊するキャンプなプランもあり、フィリピンの大自然や景観を楽しみたい方にはおすすめです。(乾季には複数の会社のツアーが開催され、オンラインで申し込み可能です)
ダウバスターミナル近くから出ているツアーが多く、ツアー会社の送迎車でベースキャンプ地となる「Spa Town」まで向かいます。ベースキャンプに到着したら、ピナツボ火山の説明やトレッキングの注意事項などを聞き、免責同意書にサインした後、四駆のジープで舗装されていない道なき道を走り、トレッキングのスタート地点に向かいます。
ダウバスターミナル
スタート地点からカルデラ湖まではおおよそ1時間半ほど、トレッキングコースとしては丁度いい歩行です。傾斜もきつくはなくゆるやかな道で早朝はきもちい自然の風を感じられます。
お弁当など持参すれば湖とそれを囲む山々の雄大な景観をのんびりと楽しめます。
(ランチ・ドリンク付きツアーもあります)
※6月~12月の雨季の期間はツアーは当日キャンセルになる可能性があります。
※注意:湖は酸性で身体に有害な成分が含まれるために遊泳は禁止となっています。