ちょっと想像してみていただけますか?
ご自身のカードがATMから手元に戻ってこない。
それなのに画面上には「カードを入れて下さい」と表示されているシチュエーションを・・・しかも英語。
海外での突然のトラブル、考えただけでも少しへこみそうです。
日本ではあまり話題に上がらないエピソードですので、そんな事ってあるの?と思われるかも知れません。
しかし海外では現実的に起こり得る話ですし、もちろんフィリピンも例外ではないのです。
事実、私も1度だけカードがATMに飲み込まれた~!!って経験があります。
カードを飲み込んだまま、あたかも何事もなかったように次のユーザーとの取引を開始したATMに「おい、おい」と、不安に感じたことを思い出します。
さて、このようなトラブルに実際に見舞われたらどうしますか?
カードをATMに飲み込まれた実体験をふまえ、今回はその対処法をご紹介します。
トラブルが起きたら
フィリピンでは、日本のように緊急用電話機が備え付けられているATMは見かけたことがありません。
ATMによっては緊急連絡先の固定電話番号が表記されていますが、私が発信した際は応答がありませんでした。運良くつながったとしても固定電話は相当なスピードで携帯の通話残高(ロード)が消費されるため、オペレーターに達するまでの音声ガイダンスでロード切れ!なんてことも普通に考えられます。
また、たとえオペレーターと直接通話できたところで「営業時間内に最寄りの支店まで」の案内しか期待できず、銀行スタッフを現場に急行させカードを返却してくれるなどという芸当は到底望めません。
このような事情から実際にとれる選択肢は多くなく、対処法は限られています。
何はともあれ、まずはカードを飲み込んだATMを管理運営する銀行の最寄りの支店に行きましょう。
※ATMが銀行併設(近場)でない場合はATMナンバーを記録しておきます。
(前述画像のATMナンバーは赤丸部分のTID 5151)
■営業時間内の場合:
行員に事情を説明しカードの返却を要請します。
その際に、主に以下の情報を求められます。
②Where(利用したATMの場所、ATMナンバー等)
③Card info(飲み込まれたカードの発行会社名、口座番号、名義)
④ID(身分証明書)
冷静に落ち着いて対応すれば特に問題ありません。
本人確認をして通常は当日、もしくは1-2営業日でカードは返却されます。
■営業時間外の場合:
残念ながら翌営業日を待つしか解決策はないと思います。
上記①~④の情報を準備し、翌営業日に支店に行きましょう。
私の場合はBPIカードを地方銀行のATMに挿入し飲み込まれてしまったわけですが、この場合もBPIではなく地方銀行で対応してもらいます。
ちなみに、カード以外にもATMの紙幣取り出し口から現金は出ていないのに残高はしっかり減っている引き出しトラブルも3度ほど経験がありますが、すべてATMの最寄りの支店で対応してくれます。
「まとめ」
繰り返しになりますが、もし仮にカードがATMに飲み込まれたら最寄りの支店まで!
ということで参考になりましたら幸いです。